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介護がつらい時のためのプロからのアドバイス

熟睡する子ども

介護の悩みはプロに相談しよう

介護は何かと大変です。
親の介護に直面された方の多くが、介護に疲れている……、仕事と介護の両立に悩む……、どのように介護すればわからない……など、さまざまな悩みを抱えていらっしゃるのではないでしょうか。

私は介護を少しでもラクにするためには、少しでも多くの有益な情報と接することが大切だと感じています。
そのために介護に関する本も読めば、インターネットから情報を集めることも積極的に行っています。
しかし、介護の悩みに関しては、実際にプロのアドバイスを受けるのが最も効果的だと感じています。

身近にプロがいない……そんな方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、意外と簡単にプロのアドバイスを受けることは可能です。
インターネットで介護の悩みのQ&Aのコーナーを設けているウェブサイトもあります。
また、公益社団法人認知症の人と家族の会が、認知症の介護に悩む人を対象とした電話相談も行っています。
(参考記事)
認知症の人の介護をされる皆様へ|相談e-65.net

私は、介護のプロが講師となって介護の悩みなどについてわかりやすく解説してくれる、介護に関する講演会に出かけることで、かなり悩みが軽減された経験があります。
講演会に足を運んでみるのもいいのではないでしょうか。

まずはぐっすり眠ろう

仕事と介護を両立するのは、正直とても大変です。
両立する方法はそれぞれのライフスタイルで異なるでしょうが、介護をする人すてべての人に当てはまる介護疲れをためない方法について、講演会で聞いたアドバイスをご紹介しましょう。

もっとも大切なのは、ぐっすりと眠ることだそうです。
夜中に何かあれば心配だからと、寝室もいっしょにしている人も多いのではないでしょうか。
しかし、夜の寝室を別にするのがいいとのことですよ。
私も親が認知症なので、症状が進めば夜中の徘徊などが心配です。
しかし、24時間ずっとそばにいて見ていなければならない状態は、介護をする人にとって大きな負担です。
何かあればすぐに起きなければ……と深い眠りが得られませんから、心身ともに疲れてしまいます。
こうなれば、介護も思うようにできないのではないでしょうか。

一人の人間が24時間つきっきりで介護をするのは、無理な話です。
6時間から8時間、何も気にせずにぐっすりと眠れる環境を作りましょう。
他の家族と交代してもらう、お年寄りの様子を知らせるセンサーを取り付ける、介護サービスを利用するなど、自分だけで頑張らず、何らかの助けを求めることが、介護疲れを少なくする最大のポイントだと思います。

仲間を見つけよう

介護は一人で抱え込むのは禁物です。
仲間を見つけませんか?
全国各地に認知症の人やその家族が集まり、会話したり愚痴をこぼしたりできる、認知症カフェという集いの場があります。

また、介護とは離れて、同年代の人や同じ趣味の人が集う地域のサークル活動などに参加するのもおすすめです。
ちょっと自宅から離れて、誰かとお話したり、活動したりするだけで、気分を変えることができます。

介護は、精神的にも肉体的にも負担がありますが、体の疲れをためないようにしっかりと眠り、気の合う仲間を見つけてストレスを発散されてはいかがでしょうか。